心臓~全身に血液を送り出すポンプ~

全身へ送り込みます。回収した老廃物は腎臓や肝臓が受けとって尿から排出しています。

 心臓は常に収縮し規則的に血液を送り出しているため、たくさんのエネルギーが必要です。そのため心臓の外側と中隔側の壁をミトコンドリアの多い心筋にして、心臓を取り囲む冠動脈(冠状動脈)の血液から直接、酸素と栄養素をとり入れる効率のよいしくみになっています。

 心臓がすばやく収縮して動くように、電気信号を発生させる電気活動も行っています。心電図は心臓が発生する電気を応用した測定機器です。

 ミトコンドリアの多い心臓は細胞分裂が抑制されている一生使い続ける臓器です。人工心肺装置によりしんぞうの外科手術は可能になりましたが、過剰な負担をかけないよう、血流障害を起こさないよう一生大事に使い続けてほしい臓器です。

 

ここでチョイ怖いお話をご紹介して締めたいと思います・・

 

 「心臓を悪くする抗血液凝固薬」

 

 お年寄りで心臓が悪くなるのは、ほとんどの場合、薬が原因です。心臓にいちばん負担がかかり、体にこたえるのは痛み止め、消炎鎮痛剤です。二番目は血圧を下げる降圧薬です。

 消炎鎮痛剤の中には、痛みや腫れをやわらげるためだけではなく、血液の本来の姿を変えて、血液をサラサラにしたり、動脈硬化の進行を抑えたり、心筋梗塞、脳梗塞、一過性脳虚血の予防のために使われている薬もあります。

それがバイアスピリンで、血液をサラサラにする薬でいちばん危険な薬です。

 バイアスピリンはアメリカ白人に対して、超肥満の進行を止めたり痩せさせたりするために使われている特有の薬です。アメリカでは、心臓病の原因は超肥満です。バイアスピリンには、交感神経を緊張状態にして運動したときと同じように脈をふやし、血圧を上げて代謝を亢進させる効果があります。そのため、太っていると起こる血液濃縮や粘稠度の高まりが解消され超肥満が改善されていきます。子の結果だけをみて、アメリカでは血小板凝集抑制の働きがあると一人歩きしています。日本人が使うと、交感神経緊張状態が起こって心臓に負担がかかり、冠動脈の閉塞が起こります。

 もともとバイアスピリンはバファリンと同じ合成の痛み止めです。体を冷やし血流を止めて高血圧や糖尿病を発症させる薬と全く同じですから痩せている人や普通の人に使うと、実際は血液濃縮作用が起こります。そのことが効用から抜け落ちています。バイアスピリンのせいで体がいつもストレスを抱えているのと同じ交感神経緊張状態になり、血液はドロドロになります。当然、心臓に負担がかかります。お医者さんは、歴史的な流れを知らないので、血液サラサラになると使いますが、本当はドロドロになる薬です。

 ワーファリンも同じで、本当にサラサラになっているかは誰も調べていません。薬の効果を弱める納豆、血液濃縮作用がある青汁はワーファリンと一緒に服用しないようにと処方されています。いずれの薬も長期間とり続けていくと副作用が出ます。血栓塞栓症予防と治療に用いられるバイアスピリンは腎臓の調子が悪くなりお腹にガスが溜まり抜けきらず、便秘になり下半身の血流が悪くなっていきます。ワーファリンは肝障害や腎障害の原因になります。血栓ができて一時的に使うことはあっても副作用が強く長く使えないはずですが、この頃は、気軽に血液サラサラになるからと使い死ぬまで飲み続けるようになっています。「肝臓、腎臓に副作用があるから死を覚悟してのむように」とちゅういするお医者さんは一人もいません。  以上です・・。

 

いや~、最後は笑い話のように終わりましたが、実は怖~いお話です。

お心当たりのある方は、安保先生の本を熟読されるようお勧めいたします。

 

次回は「肺」についてお届けいたします。  温王子でした・・・

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