「副鼻腔炎(蓄膿症)」
蓄膿症は、風邪のウイルスや細菌などに感染して鼻腔内に炎症が起こり、副鼻腔の粘膜にまで広がって膿が蓄積して起こる病気です。鼻づまりや鼻汁(はじめは透明、次第に黄色の膿性)が出たり、鼻汁が喉にまわったり、咳が出たり、頭痛、頬部痛(顔面痛)、嗅覚障害などが起こります。
こうした症状は鼻腔内に炎症を起こして治癒へと向かわせている生体反応です。最後は顆粒球の死骸が黄色い膿になって体の外に排泄されますが、交感神経緊張状態にある場合、なかなか排泄できません。排泄できなくて蓄膿の状態になっています。
治療には抗生物質や鼻汁を溶かす薬、消炎剤などを使いますが、根本的に治癒には向かいません。膿が蓄積されて慢性化して起こります。
昔は暮らしが厳しい過酷な時代でしたので、交感神経緊張状態の人が多く、蓄膿症は多い病気でしたが、現在は副交感神経優位の人が多くなり減少しています。
[自律神経の傾き]
昔・・交感神経緊張の人が多い
顆粒球が多いため、細菌などの反応が過剰になる。
炎症を起こし顆粒球の死骸が黄色い膿になる。
排泄反応は副交感神経が支配しているため膿が出にくい。
現代・・副交感神経優位の人が多い
リンパ球が多いため、発熱は高くなるが治りやすい。
顆粒球は少ないので炎症は少なく、膿は無理なく排泄できる。
以上です・・。 王子の息子もアレルギー性鼻炎でしたが、すでに成人し社会人です。最近は一緒に暮らしていないので、よくは判りませんが「ティッシュボックス」がお友達状態は脱している様子です。先日、耳鼻咽喉科で採血し血液検査をしたようですが、顆粒球6割、リンパ球4割と素晴らしくも羨ましい結果をスマホ画像で見せてくれました。放っておけば(笑)そこそこ治ってしまうのですね(笑)。 次回は口です「口腔」について、ご案内予定です。
歯周病や味覚障害にも触れていきます。 温王子でした・・・
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