あります。また、気候、環境などの外界の条件、感情などの内的条件を受けて常に微妙に変化し、揺れ動いています。
さまざまな条件下にあっても体が常に一定の状態(恒常性:ホメオスタシス)を保っていられるようにバランスをとっています。
両者の神経は末端から分泌しているアドレナリン、アセチルコリンのホルモン系によって指令を行い、組織を刺激し、体温や血流などのエネルギー生成までも調整しています。
もちろん、その指令は防衛軍として免疫を直接的に担っている血液中の白血球にも伝わります。
白血球の中の顆粒球はアドレナリンの受容体、リンパ球はアセチルコリンの受容体を持ち、自律神経の指令に応じて数や割合を常に変動させています。
さらに、白血球の仲間同士の間にも、通信兵のようなサイトカインという情報伝達物質をそれぞれが持ち、互いに放出し、連携をとりながら働いています。
つまり、自律神経は単に免疫系だけに働くのではなく、ホルモン系やエネルギー生成系にまで働きかけて密接に関係を持ち、全身60兆個もある細胞の働きをすみずみにわたって調整しているというわけです。
まさに大元の司令官としての役割を果たしているのです。
最後に ~交感神経と副交感神経のルートと働き~ で締めます!
自律神経の神経網は脳から始まり、枝わかれして血管に絡み付くように分布し、全身に貼り巡っている。脊椎から出ている交感神経は脊椎が出来上がった後に進化したので背中に均等に分布している。副交感神経は、頸椎と仙骨から分断されてでている。頸椎から出ている神経は上半身の内臓を支配し、仙骨から出ている神経は骨盤内の臓器を支配している。進化の過程で胴が長くなったため分断されている。 以上です・・。
けっこう理解しやすい文章だったと思いますが、いかがでしたでしょうか?
次回からは「はたらく細胞」でお馴染みの「白血球さん」をやさしい解説でお届けしたいと思います。ご期待ください! 温王子でした・・・
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