人間医学 記事4

いう症状が現れます。その根本的な理由は、脳は視覚から90%近くの情報を得ているという点にあります。それだけ情報が多い為、当然、脳に対する負荷は大きくまります。そこで脳疲労がたまり始めると、脳が周辺注意力視野(目で見て気づく、見つける事ができる範囲)を狭めて視覚情報の量を意図的にコントロールし、減らそうとするホメオスタシスが働くようです。たとえば、デスクワークで長時間パソコンやタブレット端末を使用していると目の疲れを覚えます。この疲労の原因は、目の細胞の損傷によるものではないので、しばらく休むと回復します。しかし、かすみ、充血、だるさといった、目の症状に加えて、倦怠感や頭痛など、他の部位にも症状が出て来るようなら、かなりの疲労が蓄積していると考えるべきです。これは疲れ目ではなく、自律神経が疲弊し、眼精疲労に陥っている可能性があるからです。以上です。王子も少し視界が狭くなってきましたので(笑)、この辺で、次のミニ連載案を模索する作業に移ります(笑)。今回の「脳疲労シリーズ」が皆様のご参考になれば幸いです。温王子でした・・・