続・体温免疫力 2-2

ので、私たちは疲労困憊してしまうのです。そして消費エネルギーが多いからこそ、山に登ったりしていると、体がポッポと熱くなり顔がほてってきます。歩くだけならまだしも、空を飛ぶという行為は、さらに大きく重力に逆らうので莫大なエネルギーが必要になります。そのエネルギーは体温の熱エネルギーから得ていますから、鳥類は体温が高いのです。空を飛ぶことができるだけの体温は、最低でも41℃が必要だと思われます。それが証拠に、空を飛べない鳥であるニワトリは40℃しかありません。いってみれば、40℃の体温になって、ニワトリは飛べなくなったと言えるでしょう。私たち人間は空を飛べませんが、鳥類と同じようなことが言えます。たとえば、うつ病や慢性疲労症候群にかかると、顔色が悪くて身動きが出来なくなります。歩いたり立ったり座ったりという活動は、重力に逆らっているので、それなりの体温が必要です。しかし、病気の人は、重力に逆らって活動できるだけの体温が得られていないので、動くことが出来ません。だから病気の人は、うなだれた姿勢ですし、ひどくなれば横になっているしかなくなります。いや~オモシロイですね~(笑)。陶板浴で横になった後、なぜか体がかるくなったような感覚はこのためなんですね~!次回へ続きます!温王子でした・・・